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うたわれるもの 二人の白皇 1,2話感想

 ついに二人の白皇の放送が始まりました。二人の白皇のアニメ化の第一報から間もなく、ハク役の藤原啓治さんが亡くなられこの日はもう来ないと思っていました。ハクがオシュトルから遺志を受け継いだように、利根健太朗さんが受け継いでくれて本当に良かったと思います。それについても後ほどまた書いていこうと思います。

 ここからは来週以降のネタバレもありますのでご注意を

 

 

 まず、基本的には原作の話をしっかりとやってくれているって印象でした。アニメの偽りの仮面との兼ね合いでちょいちょい変わっているシーンはありますが、概ね原作に沿って進んでいました。特に、ネコネが振り返るハクを見て視線を落としたり、ハクを直視できないシーンなんかはアニメならではって感じがしますね。しかし、アニメの偽りの仮面ではヴライは討ち取られていそうでどうなっていくのか……。基本的にはうまく原作の話を拾って進めていってくれそうなので、このまま散りゆくのように綺麗にまとめていってくれたら嬉しいです。

 次に、冒頭でも書きましたがハクについて。これからはオシュトル(ハク) = ハクトルですね。ハクの素がでるところは本当に藤原啓治さんの演じるハクを思わせるような雰囲気でした。そして、オシュトルとしての部分はオシュトル役の利根健太朗さんが演じているから当たり前なのですが、オシュトルでした。この、ハクトルについてはウルサラの認識阻害のお陰でオシュトルとして振る舞えていたのですが、アニメでは認識阻害でオシュトルにしか見えない状態ってのはこんな感じかという体験ができて良かったです笑。

 気になったのは、先述したヴライの死についてと、偽りのラストで壊れた帝都の門(見えている建物的に正門でいいはず。)です。ヴライについてはネコネ関連、壊れた帝都の正門については修繕されなければオムチャッコ平原の戦い以降にかなりの変化がありそうです。果たしてこれがどう響いてくるか。

 あとはカットされて残念だったシーンについて。クオン関連はカットではなく順番の入れ替えなのは確定なのですが、それの影響もあってかアンジュはまだ毒に侵されたままです。そして、そのためエンナカムイの城門での戦いの前にあった兵士を鼓舞するシーンはカットされてしまいました。あれは、アンジュがこれから帝都奪還のための覇道を歩むことは何かということを知る重要なシーンでした。どこかにこれに変わるシーンが入ってくれることを祈るばかりです。

 来週はこのままエンナカムイの悲劇と言われるあの戦いになるのか、それともトゥスクルの話を挟むのか。現在PVとオープニングで出ているシーンはオムチャッコ平原の戦いより前の部分かと思われます。多分前半はそこまでなのかと思いますが、そこまでの過程をどうまとめてくれるか、来週以降も非常に楽しみです!